データ出力〜完成まで
を説明いたします。
ソフトウェアで切り出しデータを作成しましたので、実際にカッティングプロッターでシートの切り出し作業までを説明します。
作成中は勿論ですが、完成して慌てて切り出してはいけません。出力中にどんな不具合が起きるか分かりませんので、必ず作成データをファイルに保存処理しておきます。PC本体のハングアップ、停電などに自己防衛しておきましょう。
カッティングプロッターにも幾つかのタイプがありますが、ここではロールシートをセットできるタイプでお話いたします。
カッティングプロッターの取扱説明書は十分読んでおいてください。また自分のカッティングプロッターのゼロ点がシートのどこにあるのか把握しておいて下さい。多くのカッティングプロッターではX,Y軸のゼロ点を用紙の縦横方向を変えることで事前にセット出来ると思います。
カッティングプロッターでは向かって左右にローラがあり、シートの押さえと送りを兼用しています。使うシート幅に調整しセットしますが、シート幅いっぱいにセットすると送りにしたがいシートがずれるという不具合が出ます。ロール方向に対してシートが垂直にセットされていないからで、セットに慣れるまでは若干内側にセットし、控えめになるようローラー位置をセットします。
また、カッティング領域はローラの内側になるため用紙幅からかなり控えたサイズになります。実際に切り出せる幅(有効幅)はカッティングプロッターのディスプレー画面などで確認できます。
必要領域の X・Y軸方向へ、プロッターを手動モードで送ってみます。用紙がローラーから外れないように確認します。一旦切り出しを開始してからシートがずれるとシートがお釈迦になります。
。シートのセット、ゼロ点の確認、カッターの圧力を設定しましたらソフトウェアからデータの出力を選択します。プロッターが動きカッターがシートを切っていきます。
要・不要領域混在ですので肉眼ではシートが動いているだけにみえます。
画像は、ウィーディング作業(余計な部分を捨てる作業、カス取り)後のシートを載せていますので注意。けっしてこのように出てくるわけではありません。このように機器のカタログにも、カス取り後のシート画像が使われていますが、あれは目くらまし技であり、フェアな広告とは言えないでしょう。切り出しが終わりましたら、プロッターは停止します。プロッターのマニュアルモードからシートを送ります。(手前に引き出す)若しくはシートの押さえを外し、手動でシートを引き出します。明かりにかざすとカッティング跡が分かりますので鋏・カッターの類で必要部分だけをやや大きめにロールから切り離します。
カッティング作業は以上で完成です。後は貼付作業になります。
データはそのままで、使うシートの色を変えるだけで別物がすぐに出来ます。白シートを切り出したので見難いですが、、
イメージ利用の実践例
よくある・ハイビスカスの画像ファイルです。これを白黒のモノラルデータへ画像ソフトで変換します。
元画像はスキャナーで写真から取り込んだりして作りました。
元になった画像は、横が1024dotありましたが、便宜上縮小表示させています。
ベクトルデータ変換ソフトを使って線画データを作ります。これは、モノクロ画像の境目を直線、カーブ円弧に分断しベクトル化したデータへ変換してくれるソフトウェアです。
汎用型式であるDXF型式で保存し、CUTPOP2で読み込んでみました。拡大すれば微妙なガタもありますが、手頃なサイズで切り出す場合このままでもあまり変ではありません。
線画抽出したデータです。手動で修正無しの状態ですが、ダウンロード可能です。>こちらからどうぞ・(hibis.dxf)また、省経費に拘るなら H.Takada さんの作成された ScanBmp というフリーソフトがあります。ビットマップデータからDXFファイルを作成するフリーソフトです。市販品との違いはDXF化したデータを ScanBmp上で表示・確認が出来ないところです。カッティングソフトの方で読み込み、表示まで調整値などが巧く把握できません。外周をなぞるモードが必要なのですが、慣れれば最適値が見つかるでしょう。
さて、スキャンデータをベクトル化するにあたり便利なソフトを紹介して頂きました。WinTopo Pro という外国版のソフトです。
http://www.wburrows.demon.co.uk/softsoft/wintopo/index-pro.htmBMPデータの画像ファイルをアウトライン化してくれます。ダウンロードは無料のFree版と24000円のPro版と同梱されておりインストールは同時に2種類セットアップされます。
詳細な設定は割愛しますが、単純に安くデータコンバート化するには画面確認出来る分、ScanBmpよりはいいと思います。
実践チャレンジ例
Candce Night嬢
拙者ファンのキャンディス姫です。公式サイトのバナーから画像をもってきました。必要な顔部分だけをグラフィックソフト(小生の場合はPaint shop pro)でトリミングし、切り出します。
線画抽出の前に使用色を2値化します。大抵の場合、モノクロの白黒2値化ですね。
画像ソフトではモノクロ化にするにあたり、いろんなオプションがあります。単純にモノクロにさせて下さい。
またモノクロ化の精度なども調整があるようですが、トライ&やり直しでチャレンジしてみましょう。シートとして使う方を白か黒にしないといけませんが、画面の状態、編集のしやすさから”使用する部分”を白とします。白シートの切りだしと作品を ”ガラス面” への添付を考慮したからです。
後々の”線画データ化”の精度を上げるため、予め画像のサイズを横1800dot以上に上げてみました。(拡大しておく)
追加の文字なども入れておきました。
一番下には、貼付時の ”アタリ” となる水平ラインも入れておきます。
線画抽出ソフトウェア Vmaker Pro で白と黒の境目をデータ化しました。画像は画面上のサイズが大きいので、かなり細部まで線画にしてくれました。この場合、緻密さと引換にデータ量が多い(線の数が多い)という弊害が出ます。編集ターゲットにより緻密さ、抽出精度<>元画像サイズの関連は慣れしかないと思います。
カッティングソフトCutPop2を起動し、出来上がったDXFデータを見てみます。
ゴミ、重複線などが結構ありますので無用な線を削除。カーブなど中継ポイントなども余計な部分は消し、単純化させてみます。この画面ではデータだけ見ています。どちらも背景が白いので出来上がりのイメージがわきませんね。
ここが白で、黒でと上の画像と比べながら作業します。(黒が要らないところだから・・・と)切り出し、カス取り後張り付けます。捨てるところ、必要なところを間違えないようにウィーディング作業をします。
自動車のリアガラスへ張ってみました。
バックは黒ではありませんが、雰囲気は出ます。
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画像を2値化した時点で、何故文字まで入れているの?と疑問に思った貴方は偉い!
カッティングソフトへ線画を読み込み、そちらで文字を追加した方が自然ですよね。モノクロ状態の時点で”文字も入った全体の雰囲気”を把握したかったという理由があるだけです。
予め、全体の構成など既に決まったモノについては順番は関係ないのですがね。今回2番目の手順では文字の大きさ、配置、フォントの種類も決めていなかったので、決定後、それさえも線画抽出にまわした次第であります。
添付後も下へある水平ガイド線を葉がしていません。まぁあってもイイかな・?というのが理由と言えば理由。ちょっと下方面の収まりが悪いですが、素人はこの程度で十分満足してしまいまする。