拡張:応用編
 カッティングマシンは、基本的にそのシート幅以上のサイズは切れません。
これは当然と言えば当然ですよね。自分の持ち物であるマシンの仕様以上の依頼を受けることがあります。何か手だてはないものでしょうか。

ラーメンやさんの看板を考えてみましょう。
全長5メートルを超える大型看板です。一文字の大きさが1.0m
自分のシート幅制限が620mm 使用シートは600mmものです。切り取り動作範囲は585mm程度しかない状態ではどう考えても文字切りは不可能です。


文字素材自体は個々のパーツをよく見れば分解出来る感じですよね。”ラ”は ”ー”の部分と”フ”の部分で構成されています。”ー”は横サイズだけ見れば細いので可能です。
”メ”も某2本構成と考えていけば文字パーツ毎に切り出せばいいのでは?

しかし、”ラ”がいけません。”フ”の部分が分解し難いですよね。

あれこれ考えるより、こういう場合は一気に縦割りにしてしまいます。
左右を違う文字デザインとして切り出し、貼付時に組み合わせるのです。着座点を直線にすることで全体のデザインを崩さず2度切りするわけです。垂直線を使うと垂直ガイダンスにもなります。
図はラの文字を表しますが、ソフトウェアのデザイン上では一気に上から下まで通過させています。

カッティング出力にて、一旦左半分を切り出しシートをセッティングし直します。
新たに右半分を切り出します。
添付時に元の文字列へ戻るように合体させるわけです。

貼付時に隙間無くゼロ点で合体出来ればいいのですが、経年収縮するシートだと隙間が空いてみすぼらしくなる場合が有ります。
合致線部分を左右お互いに幾らか重ねておけばいいのですが、何も考えないで数ミリ重ねるとそれだけ文字幅も細くなります。文字によっては不細工です。
ソフト上で分割線の位置を左右で異なった場所を切り出せばいいでしょう。
例えば、左半分を出力の場合、図のbラインを一緒に切ります。逆に右半分の切り出しにはaのラインを使います。a-b の距離が重ね部分のシートになります。
 貼付断面図は、こんな感じです。

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