●御歳でも新規の買い物は、やっぱり子供のように嬉しい。
  特別記念ページ:エレクトリックアコースティックギター、WEIR−1Eのページ。

 そもそも、Ritchie Blackmoreがこれを使ってなかったら知る由もないし、興味もなかった。アルバム「Shadow of the Moon」におまけのミニフォトアルバムでじっくり見たうえオフィシャルの同名ビデオで紹介され完璧に私の中で気になる存在になっていった。後は時間の問題で、いつ買ってしまうか・・・つまり自爆というやつで、それは案外近いうちに現れた。97年の12月に駅前の楽器店で遭遇してしまったのである。まさか・・それが最初の感想だった。それ以前に、写真で見るだけではメーカーロゴは無いし、元来興味の無いアコなのでメーカーや機種については判らない。昔の楽器店仲間に聞いて、その「いかにも Ritchie Blackmoreらしい王家の紋章のようなバナーロゴ?」を説明したところ「それってAlvarezじゃない?」って返事。確かカタログも有ったはずだし云々と説明を受ける。
 要約すると Alvarezってのは日本製、K・YAIRIギターの輸出ブランド名であること。同じ形状材質で K・YAIRIが存在し、Alvarez ではヘッドインレイが違う事などがあげられた。何より嬉しいのは「そんなに高くないよ。海外のアーティストってロック系の人は結構普通のギター使ってるよ」っていう返事だった。早速、K・YAIRIと Alvarezの差異を検討すべく両カタログを調達するのが11月の事であった。YAIRIのカタログを見ると直ぐに師匠のデザインは見つかった。「WEIR−1E」−独自のブリッジデザイン、シングルカッタウェイ、ポジションマークレス、これだ!。しかし・・・やはりヘッドのデザインが違った。ボディにはK・YAIRIのサインがある。これは有ってはいけないのだ。そして海外版の Alvarez・Yairi カタログに注目する。「WY1 Virtuos」。まさしく Ritchieの抱いている「Black Masqueradeもこれだよ」と言ったあのデザインを発見する。WY1、すぐさま脳裏にインプットした。カタログ上のスペックを見ると国内版と同じ材質仕様、違いと言えばヘッドのデザインとボディに K・YAIRIサインが無いだけである。聞けば輸出ブランドもちゃんと日本のユーザーには売ってくれるそうで、昔乗ってたバイクの業界とはエライ違いだと驚き、どちらも11万円という希望価格がつけられていた。USA現地参考価格として$2,350.となっていたから、あちらでは結構高級品なんだなと再度の驚き。
 それからと言うもの、家ではカタログをみてはニヤニヤする毎日の連続で上記の12月を迎えたのである。なんと其処には「WY1 Virtuos」が店頭に鎮座してあったのだ。それも「WEIR−1E」として展示している。おかしいなぁと思いながらも試弾させてもらった。悲しいのは展示品では弦が古くて悲しい音しか奏でなかったのとセッティングが私向きではなかったことだった。もしかして裏切られるかもしれない、私には扱えないかもという不安があった。(その不安が無意味である事は後で分かる)でも、どうにかすれば買える価格の範疇にある。同じ物を所有する事で少しは近づけるかも、少しは練習に身が入るかも等と勝手な理由をつけるのはギター少年と同じである。少しも成長してない自分はいつも同居ようだ。
 さて、この展示品には少し傷があった。その旨伝えて(弦も変えろと文句も言った)同じ物を入庫できるか?それが正常ならば買ってもいいと仮発注を完了。「あのぉ・・・メーカー在庫無いので来年の5月ぐらいになるそうです〜」と後に連絡が有った。まぁこの時期買おうにも金が無い!その時期までには金も貯まるだろと楽観していた。そして型式にも質問。いまはあれで(WEIR−1E)WY1 Virtuosが来るとのこと・・・「あのね、WEIR−1Eってのは・・・」と、くどくど説明してやって店は店でメーカーと電話の掛け合い。あれこれ調べて5月になってWEIR−1Eが来たのではこちらがたまらないのである。再三確認するとやはり WY1 Virtuos は(WEIR−1E)の注文で入るのだそうだ・・・どうなってんだ!!このうえ半年待って、違ってたら店で暴れるぞ・・・・そして2月が終わろうとした21日、「あのぉ例のWY1みたいなWEIRは入りました」と電話が有った。ルンルン気分で見に行く。 (すでに持って帰る気持ち・・・押さえて押さえて・・・)
 店での遭遇は心臓バクバク状態であった。きっとお見合いでも経験していたらこんな感じなのかもと、あらぬ経験を回想する。そこには確かに Ritchieの抱えていたあのギターがあったのだ。う、思ったより軽い・じっくり見る・・・・無傷である。ネックのチェック・・・少し調整要るななんて感じだ。試弾させてもらい「これ持って帰るから調整するね」とネックの調整ならびに弦を変える。師匠がどのセットを張ってるのか知らないが(多分011とか012?)アコギでは御禁制(^.^)かも・・・010セットを張ってみる。アコースティックということで、そこら中がクリア仕上げだが、これは艶消しクリアフィニッシュ(*1)で、かなり薄いみたいだ。丁重に扱わないと木の裸楽器みたいでぼろぼろになるんじゃ?と少々不安。少し体が震えていたのを記憶している。
 練習レポートは後日に続くのである。

(*1)のちにマット・フィニッシュという呼称であることをトリヤマ氏のページで学習する。いくつになっても勉強せぇよ。>オレ

取りあえず弾いてみた
暫定バージョン
RealAudioでは予想していたとおり、
高周波部分が巧く処理できず、
音質がかなり変化いてしまいました。
生の音が届けれず残念です。

●ストリーム配信

●File Downして聞いて版

weir5.jpg (29955 バイト)


さて、フロントとリアビューです。
フラッシュで光りましたが御愛敬。
一応スペック書いときます。

トップ:シーダー単版
バック・サイド:ローズウッド
ネック:マホガニー
フィンガーボード&ブリッジ:エボニー
エレクトロニクス:Alvarez System500

店に有ったのとは明らかにサイドとバックのカラーが違いました。かなり暗くなってるのですが、もしかしたら材質の変更でも有ったのかもしれません。製品の固体差なら安心なのですが。

 無傷なうえに、垢のついてない新品は気持ちいいです。(最初だけだけど)艶消しのクリアは(マット・フィニッシュ)、よく見るとまるで未塗装なのか!とさえ感じます。素材に磨きだけでも同様に仕上げれるのかもしれません。エボニーのフィンガーボードはポジションマークレス(12のみ)で、ありきたりの丸いのは嫌いでした。反面、テイラー9シリーズのような派手なのは好きなのですが、あちらは訳有りで入手はねぇ(~_~;)<<買えないってこと。

 さて、あきらかに「音の貫け」が違います。経験ではジャンボボディやフォークギターレポに有りがちの、篭った低音をして、重低音がいいとかの部類はけして好みじゃ無かったのでした。こいつはスカッ!と弦の分離がいいです。
倍音同士が干渉してないというか、各弦がきちんと奏でていてメチャ好みです!。俗に言う「よく鳴る」「鳴りのいい」というボディレポートではなく、私流にいうと「きちゃない音はださないよ」という鳴りです。大きな音はしません。必要ないんですから。マーチン系のラウドでパワフルな音とは別世界で、即刻 Ritchie Worldへワープします。

先般買った Proマーチンと比べると、塗装による差ってのが本体差以上に感じられます。かなりの部分で表面塗装ってのは影響するんだなぁと第一の感想です。

weir2.jpg (20667 バイト)weir4.jpg (20708 バイト)

このヘッドのAYマークが無かったら興味も無かったかも
なんとも・・・・ラシイなぁ。
糸巻きさんにもちゃんと有りました。

weir7.jpg (36647 バイト)

サウンドホールより見る。
WEIR-1E、Serial-56792
たしかに WEIRでこれが買えるのか。カタログは大嘘吐きだった。

注意事項:
幼児は、このホールへ色んなものを隠します。

weir6.jpg (25925 バイト)
weir3.jpg (21704 バイト)


サイドとサーキットコントロールを見る。
チューナーなんて付いてんの?また使い方さえ知りません。ストロボの具合で艶消しの感じが判りますか?

小さいプッシュスイッチは電源のON/OFFです。これはシールドを差し込んだままの私には助かります。
トーンコントロールが3つ。ボリュームコントロールノブひとつ。CONTOURがひとつ。(これって何でしょう? 600〜1200HZとダイヤルになってますが、変化がわかりません・・・きっとトーンコントロールのクロスポイント変えるんだろうな程度しか感じてないのですが、どうも私には同じにしか聞こえない。)

最後に再度音質レポですが、本体以上に表面加工が大きく影響していると思います。それは弦+ボディからの音がスコ〜ッと外部へ抜けてきます。表面から発しているオイシイ音域成分がかなりあるようです。マイクも忠実にそれをきちんと捕らえているようで、逆に言えば、他のギターは表面塗装でかなりのところをスポイルしているように聞こえてしまいます。(例えば先立って買ってしまった赤いプロマーチン。どうやっても弦の音しか出てこない。特にサーキット経由で著しいですね。)
ウッディな音と申しましょうか、適当な安物の弦を張ったとしてもこのWEIR-1Eの音がするでしょう。中音域辺りは(私の感じているところのルネッサンス、貧乏でも優雅で時間の流れや使い方が違い、乾燥したうえ埃っぽい空気だが民の笑顔がいつもそこにあり、そしてドンチャン騒ぎ。)を奏でるにはもってこいです。
私が弾いてみて、WEIR-1E以外では MINSTREL HALLが巧く決まりません


使用後、約1ヶ月にして気に入ってしまいました。私はどんなギターとの交換条件でも放すつもりはありません。音質というものは弾き手のテクニックだと思っていた私にとって、これほど自己主張するギターと出会った事は十分ショックでありました。

 おまけ、このAYロゴを気に入ったため、エプソンのPM750カラープリンターとシール台紙を駆使し、偽シールを作成。先日買った赤いエレアコにもヘッドへ張ってあげました。


Guitar pageへ戻ります。


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最終更新日: 2001/03/02 

ここが最後の行です。